スーツの左胸にあるボタン穴?フラワーホールって言います

こんにちはスーツスタイルMARUTOMIです。
最近は気温が高くてスーツだと汗だくになりますね。
でも頑張ってください!スーツは男のロマンですから!

 

さて、ジャケットの左胸辺りの襟にはボタン穴がありますよね。
今回はあの名称、意味、使い方をお伝えできたらと思います。

 

 

目次

 

 

スーツの左襟(ラペル)にあるボタン穴の名前

現在売られているスーツに当然のようについていて、気にしたことがない人もいるのではないでしょうか?

あのボタン穴はフラワーホール、ブートニエールとも呼ばれます。
ブートニエールはフランス語では「ボタン穴」、英語では「ボタン穴に挿すお花」という意味なので、

ここではフラワーホールと呼びます。

 

 

フラワーホールの由来

元は軍服から来ていて軍服は今の学生服でいう学ランのような着方で襟は折らずに立ててボタンを留めていました。

 

今のフラワーホールが第一ボタンのボタンホールということですね。

 

そこから狩猟用コートになり、第一ボタンを外し折り返して着用していました。
そのままの流れで元から襟が折り返されたジャケットができ、今のテーラードジャケットに至るわけです。

 

なぜ首元の第一ボタンが無いのに左襟のボタン穴だけが残っているのかというと、
諸説ありますが第一ボタンホール(フラワーホール)にお花を挿すファッションが流行ったり、
男性がプロポーズする時にお花を渡してOKならフラワーホールに挿してもらう、というロマンチックな事が流行っていたとか…。

 

というのが今でもフラワーホールだけが残っている理由です。

 

持っているジャケットのフラワーホールが開いていない!

カジュアルなジャケットはフラワーホールがあっても穴が開いてないことがあります。
(カジュアルでお花などをあまり挿さないので)

 

しかしテーラードジャケットは普通は穴が開いているんですが、コストカットなどで塞がったままの物もあります。

今のものはよく見ると3mmほど穴が開いているものが多く、社章やピンバッジなどが抜け落ちないようにされています。

 

どうしても開けたい場合はボタンホールの外側から中心に向けてに3mmほど切り込みを入れてください。

 

 

 

 

おすすめのフラワーホール活用法

 

皆さんがよく想像するのが弁護士バッジや社章ではないでしょうか。
それ以外にも普段のちょっとしたアクセントにおススメの活用法をご紹介します。

・パーティーなどで使える!ラペルピン

最近は画像のようなチェーン付きの物が多く見られます。
挿し方は表のフラワーホールから通して、ちょうどいい長さで裏から表に針を刺し返し、表から留めます。

 

あるとないとでは印象が段違いです。
顔周りが華やかになり、「あの人お洒落!」と思われること間違いなし!
パーティーのような場所ではぜひおススメしたいラペルピンです。

 

職種によりますがチェーン付きの物などはビジネスシーンでは使いづらいかもしれません。

・普段使いもバッチリ!バッジタイプ

こちらはカジュアルでも使えるお洒落なワンポイントアイテムです。
お花、テントウ虫など様々な種類があります。

 

使い方はフラワーホールにそのまま挿すだけで、普段使いでコミュニケーションを取るアイテムとしてもおススメ。

・結婚式や少しフォーマルな場面で!花飾り

結婚式で新郎が挿してるのをよく見ます。
こちらも少しお堅いパーティーなどで挿してみるのもいいかも。

 

 

まとめ

・スーツの左胸にあるボタン穴はフラワーホールと呼ぶ
・元は軍服などの第一ボタンのボタンホールだったが、昔にお花を挿して使われていたりしたので今でも残っている
・フラワーホールが開いていない時は、ボタンホールの外側から中心に向けてに3mmほど切り込みを入れる