シャツのサイズと着こなし方

こんにちは!スーツスタイルMARUTOMIです!
 
皆さん一度はスーツを着る時にシャツの袖の長さや衿の大きさを気にしたことはありませんか?
今回はシャツのサイズ感、着こなし方をお伝えできればと思います。
 

 

 

 

 

シャツを着る意味

 

シャツの起源としては古代ローマで着ていたチュニックと言われています。
チュニックは服というよりは、布を重ねて纏っているといったほうがイメージしやすいかと思います。

 

ここから進化していき、現在のビジネスでよく見かけるシャツとなっています。

 

シャツは海外では下着という認識で、シャツの下にTシャツなどを着用しません。
このことから「スーツを着ている時にジャケットは脱がない」と言われているのです。

 

格式が高いとされているピンタックのドレスシャツも「スーツを着た時に胸元のシャツ(下着)が見えてしまうから」という理由でピンタックの布を重ねています。

シャツを着る意味としてはシャツ=下着の感覚だと裸にジャケットを羽織っているようなものなので、下着として着用している。

ということになります。

 

…そう考えると恥ずかしい。

 

ちなみに ワイシャツ=ホワイトシャツ、カッターシャツ=商標名、です。
紳士服店などではドレスシャツがよく使われます。

 

 

 

シャツのベストなサイジング

【首回り】


まずは首回りのサイズですが第一ボタンを留めて指2本が入る程度のゆとりで選びます。
(指2本といっても個人差があるので息をしても苦しくない程度で。)
 
例えば首回りの実寸が38cmの人は大体2~3cmをプラスしたサイズがちょうどいいかと思います。
 
首まわりのサイズが大きすぎるとだらしなく見えるのと、指が入らないくらい小さすぎるのもだらしなく見えるのでゆとりを持ちつつタイトに決まるサイズをお選びください!

【袖丈】


袖丈はシャツの場合 裄(ゆき)を基準に考えていきます。

 

裄は首の後ろ背中心から手首の骨までの長さのことで、袖の長さは手首の骨より少し先あたりが良いでしょう。

 
 


 
この時着用するスーツのジャケットより1~2cmシャツの袖が出るくらいがジャストサイズです。
シャツとスーツを着用した時のバランスも考慮してスーツのサイズを選びましょう。
 
なぜスーツの袖よりシャツの袖を1,2cm長くするかと言うと、手首が擦れた時の汚れがスーツに付かないようにシャツの袖でカバーする為に長くしているのと、見た目のバランスが良いという事からシャツを1~2cm出すようになりました。

 

 

 

シーンごとのおすすめシャツ

 

シャツと一括りに言ってもTPOに合ったものがどれかわからない!
ビジネス、リクルート、パーティー、フォーマルでそれぞれおススメのシャツを紹介していきます!

【ビジネス】

これはご職業によって変わりますのでなんとも言いづらいです。

カラーはレギュラーかワイドが無難でしょう。
色はパステルカラーの白、水色、ピンクなどの無地。
ボタンダウンシャツもカチッとしたビジネスシーンでなければ問題なしです。

↓詳しくはコチラ↓
ボタンダウンシャツはカジュアル?ビジネスでも使える?

【リクルート】

こちらは白色無地のレギュラーカラーシャツがおすすめです。
ボタンダウンはカジュアルなイメージが強い!と思う方もいらっしゃいますので…。
 
私はシャツよりもネクタイの色で印象付けるほうが大事なのかなと感じています。

↓詳しくはコチラ↓
ネクタイの色と柄が与えるイメージ

【パーティー】

パーティーシーンでは色々な衿型(カラー)を見かけます。
レギュラーからウイングカラーまで様々です。
 
どのようなパーティーなのかどこまで気合を入れるか、が重要になりますが、イタリアンカラーやドゥエボットーニ、ピンホールカラーなど少しVゾーンを強調するシャツをチョイスしてみるといいかもしれません。
 
パーティーシーンは全体的にまとまっているかが大事!スーツ、シャツ、靴、装飾品と色々な物を参考にしながらコーディネートを組んでみましょう。
 
また、あまり気合を入れ過ぎても浮いてしまうかもしれないので、事前にどのようなパーティーかを調べておきましょう!

【フォーマル】

 

《お祝い事》

・白
・無地
・レギュラーカラー
・ネクタイ&ポケットチーフ 白orシルバー
 
基本的にはこの4点を抑えておけば問題ありません。
 
 

《お悔やみ事》

・白
・無地(ブロード)
・レギュラーorワイドカラー
・黒色ネクタイ
・カフリンクスをする場合は黒で留め具がシルバーの物
 
どのシーンでも白のレギュラーカラーは無難ということですね。
 
 
 

カフリンクス

 
シャツのカフスにボタンホールがついている物があります。
これは専用の装飾品を付けるためのもので、それがカフリンクス(カフスボタン)といいます。
 
※カフスボタンは和製英語で海外では通じませんのでご注意を!
 
カフリンクスで留めれるカフスは、袖の両端にボタンホールが開いているものだけで、シングルカフス、ダブルカフスなどがあります。
 
これ一つで印象がガラッと変わるのでパーティーなどではおすすめです!
 
 
 

まとめ

 
・シャツは海外では下着の感覚でジャケットは脱がないというのはそこからきている
 
・シャツのベストサイズは首回りは指2本が入る程度!袖の長さは手首のくるぶしあたり!
 
・スーツのジャケットからシャツの袖が1~2cm見えるくらいが良いバランス
 
・どのシーンでも白無地レギュラーカラーは使いやすい
 
・カフリンクスは付けれるシャツと付けれないシャツがあり、カフリンクス一つで印象がガラッと変わる!