ネクタイの基本01:基本編
ネクタイの各部の名称
1. ノット
ネクタイの結び目。結び目の大きさによって印象も変わってくる。
2. ディンプル
ノットの下のくぼみ。Vゾーンを立体的に仕上げる。ディンプルが2つのものはダブルディンプル。
3. 小剣(スモールチップ)
ネクタイの細いほうの剣先。英国のクラシックなメーカーでは4cm前後がスタンダード。
4. 大剣(ブレイド)
「エプロン」とも呼ばれるネクタイの太いほうの剣先。最近は7~9cmがスタンダード。
5. 小剣通し(ループ)
ネクタイを締めたとき小剣を通すためのもの。大剣の裏に共生地であしらわれている。ブランドタグがこれを兼ねる場合もある。
ネクタイの幅と合わせ方
ビジネスでのネクタイの太さは、大剣の幅が6.5~8cmのものと言われている。右がレギュラー幅、左がスレンダーなナロー幅(6cm程度)のネクタイ。
レギュラー幅の場合
ネクタイの大剣の幅とラペルの下襟の幅の比率が1:1になると美しいといわれている。レギュラー幅は相手に安心感を与える印象となるビジネス向き。
ナロー幅の場合
細い幅のネクタイには同じく細い幅のナローラペルを。Vゾーンがシャープな雰囲気になりスマートな印象に。カジュアル、パーティーシーンにも。
ネクタイの長さ
大剣の先端をベルトのバックル真ん中あたりに合わせるのが美しい長さ。
長すぎるとだらしなく、短すぎるとカジュアルすぎて見えてしまいます。
より美しく見せるためのコツ
ディンプル
結び目の下に作るくぼみのこと。タイを立体的に見せ、アクセントに。タイの中央に深くくぼみを作ると美しい。結び目を固く、高い位置からくぼみを開始すると崩れにくい。
ディンプルなし
ディンプルをあえてつけない選択肢も。細身のナロータイの場合など、作らないほうがスマートに見えることも。
タイバー
タイドアップをより美しく見せるためにタイバーの活用も。
ネクタイの結び目から下の部分を少し浮かせると、Vゾーンをより立体的に印象付けられます。
お葬式の場合、ディンプルはNG
ビジネスシーンではお洒落なディンプルですが、葬儀では厳禁。
ネクタイは光沢のない黒無地を選びましょう。