シャツの基本02:メンテナンス編
襟や袖のケア・洗濯方法
頑固な襟や袖の汚れは洗濯前にケアを。汚れている部分を軽く水で濡らしたら石鹸をつけましょう。
ブラシで軽く丁寧にこすりましょう。力が入りすぎて傷まないよう、歯ブラシほどの大きさがOK。
襟・袖口の汚れは絶対にNG!
自分では気づきにくいが、意外と見られている襟や袖口の汚れは清潔感を大きく損なってしまいます。付着してしまった汚れはなかなか落ちにくいため、普段からしっかりとケアしましょう。
洗濯機洗いは、汚れを落とすことを優先
コットンやコットンベースの混紡素材であるシャツは、傷みにくいため汚れを落とすことを優先しましょう。
型崩れの心配はないためネットに入れずボタンも留めなくてOK。手洗いコースでなく普通洗いで汚れを落としましょう。
シミがついたときの応急処置
ボールペンなどのインクは、すぐに洗えば意外ときれいに。落ちにくい油性ボールペンの場合は消毒用エタノールか除光液を汚れた部分の裏にかけ、タオルで挟んでたたきながら落としましょう。
ケチャップや醤油などの調味料はティッシュで掬い取ったあと、濡れたおしぼりでシミを叩かずに摘み取り、石鹸でつまみ洗いしましょう。
アイロンの正しいかけ方
襟元を引っ張り、表裏両面からアイロンを滑らせるように素早くかけましょう。
袖下の縫い目に合わせて置き、袖口からわきに向かって丁寧にかけていきましょう。
カフス部分はボタンを避けて。両面をしっかりかけたら袖口のタック部分にプレスをかけましょう。
前身頃はアイロン台のコーナーを利用し、袖部分をひっぱりながらかけましょう。
ボタンを避けながらきれいにかけましょう。
背中部分は裾から肩に向けてかけるときれいに仕上がります。シャツを軽く持ち、ひっぱりながらかけましょう。
アイロンの先端部分を使って背中のプリーツを丁寧に形取りましょう。
わきや襟元に手を入れ、ヨーク部分も整えて完了!生地のパーツごとに分けてプレスするのがコツです。
保管方法
肩先が合ったハンガーで保管
シルエットのキープや風通しを考えるとたたむよりハンガー掛けが基本。
シワをきちんと伸ばしてから干しましょう。アイロンの手間も軽減できます。
ハンガーは肩のラインがしっかり合ったものを選びましょう。
形を自由に変えられる針金ハンガーでもOK。
ポイントは肩に合うサイズ。小さすぎたり大きすぎたりするとハンガーの跡が付いたり形が崩れることも。